行きつけの美容院を持っている人なら、そこでさまざまな噂話をして情報交換をすることを楽しみにしている場合があると思われます。
けれども、そうした話が苦手、という人も世の中にはいるもので、美容室に行くのは嫌ではないけれども、美容師とのいろいろな話が苦痛に感じる、という人もいるでしょう。
近頃はそうした人に対して不快な思いをさせないようにという配慮から、話すのが好きか嫌いかといったアンケートを取っている店もあるとされています。
事前にアンケートに答えてもらったり、WEBサイトからの予約の時点でさりげなく尋ねたりしているようですが、これも店側としての配慮の一つと考えられ、好感が持てます。
美容院に来たお客さんの髪を触っている間中、退屈させないようにとずっと話をし続けているのが美容師、というイメージでしたが、中にはお客さんと話すのがそれほど得意でない美容師もいるでしょう。
そんな美容師なら、同じように話すのが苦手なお客さんとは相性バッチリです。
あるいは、話すのは嫌いではないけれども、髪をカットしたりセットしたりする間はそれに集中してほしい、と考えるお客さんもいると思われます。
この人はどういうタイプなのか、どんなサービスを望んでいるのかを常に考えながら仕事をすることも、美容師に求められていると言ってよいでしょう。
美容室に来てくれた目的は何かをあらかじめリサーチしておくとか、そのあたりのことについて話をしたら、あとは話をし続けたいかどうか、雰囲気で察知するくらいの気配りが必要です。